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コロナによる外出禁止生活の様子 in リマ

2020年04月08日|s_travel

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日本も緊急事態宣言が出て、より自宅での時間が増えそうな状況になりましたね。

コロナの波は欧米だけではなく、南米までも広がっています。
南米の様子がキャッチできていなかったので、現在世界一周中のMさんにコンタクトを取りました。
旅行中に非常事態宣言が出てしまい、いわば缶詰状態となってしまっているMさん。ペルーの首都、リマの様子について共有してくれています。

今回はCAつながりではなく、お友達つながりでインタビューをお願いしました!
(項目についてはこちらで指定して質問させていただいています。)


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◼︎ざっくりな流れ

3月16日に緊急事態宣言があり、空港は完全に封鎖されました。
陸海空すべての国境封鎖です。
入り口にはセキュリティや警察がたくさんいて中に入るには身分証と航空券がないと入れてもらえませんでした。一時的に空港のオペレーションを完全ストップさせたため、チャーター便などの飛行機も飛ばなくなっていましたが、今はペルー政府の許可がおりれば手配可能性な状態です。

当初、国境を開く時期を3月30日としていましたが、現在は4月12日まで延長されています。3月18日には20:00〜5:00の時間帯に夜間外出禁止令が出され、夜間に不用意に外出している人は逮捕されるようになりました。また、3月30日以降はさらに外出禁止時間が延長され18:00〜6:00となりました。
4月2日には男女別で外出できる曜日が限られるようになりました。男性は月火水、女性は火木土。日曜日は男女問わず外出不可。
4月2日時点で感染者1414人、死亡55人です。


◼︎スーパー・薬局

16日以降、スーパーでは入場制限があります。
列に並ぶ間は警察と軍隊が監視し、常に1mか2m前の人との距離をあけなければいけません。
スーパーの壁沿いに書いてある丸い印は2m間隔になっていて(写真2枚目)、それの中に並ぶように軍の人に指示されました。でもそれもスーパーの敷地近くしかないので、その後ろは各自で距離を取っていました。

入店するためにはマスク着用必須、ない人は路上で1枚売りしている人から購入可。入り口ではスタッフが全員の体温をチェックし、また手をアルコール除菌。スーパーの敷地内には手洗い場が設置されてました。

16日夕方に買い物に行きましたが、野菜や果物などの生鮮食品はほとんどない状態でした。2日後の11:00頃に行った時には入店するのに1時間以上並びました。並ぶのが大変なので、3日後に再度買い物に出かけた際は、オープン時間8時に行きましたが、すでに長蛇の列。約1時間、並びました。また、オープン時間が8時から9時に変更になっていました。

午前中に行けば品揃えは多く、欲しいものが買えます。マスクはどこに行っても品切れです。
4月2日以降、1家族につき1人のみしかスーパーの中に入れなくなりました。恐らく混雑を防ぐためです。また、入店のためには警察にIDを見せなくてはいけません。



◼︎飲食店

飲食店はすべて営業停止。


◼︎配達関係

特に情報はありません。


◼︎外の様子

外出禁止なので、基本的に外には人気がありません。
午前中はスーパーに買い物に行く人を多く見かけます。人が集まるスーパーの周りでは銃を持った警察と軍が監視をし、常に厳戒態勢です。
車の通行も規制がかかり、警察が検問しています。また、夜間はパトカーのサイレンを度々ききます。外出禁止などの措置に違反して逮捕された人数は36,000人以上になります。
小さい商店のようなお店は鉄格子があり、鉄格子越しに買い物をしてる人を見ました。


◼︎仕事

特に情報はありません。


◼︎人々の様子

外出時はマスク絶対着用なので歩いてる人は全員マスクをしています。また食料品などのための買い物、病院や薬局など以外の不必要な外出は禁止なので歩いてる人や車の通行量も少ないです。
ルールに違反すると逮捕されてしまうので、人々はルールを守ろうとしているように見えます。


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同じ外出禁止措置でもやはり国によってかなり差がありますね。
措置違反に対して罰金などではなく、3.5万人以上が既に逮捕されているとは驚きでした。
また、スーパーなどに1時間以上並んだり、男女別に外出して良い日が決められていたり、欧米とはまた違った方法がとられていますね。
感染者、死亡者はそんなに多くない中で、かなり厳重な措置がなされている印象でした。


ちなみにMさんは、日本への帰路としてメキシコまでのチャーター便を予約できたそうですが、チャーター便への搭乗前は前泊で全員同じホテルに泊まり、バスで軍用空港に向かうそうです。地方にいる人たちはリマまでの移動許可証が必要なので、移動の詳細を大使館に伝えてペルー政府に許可を取ってもらうなどかなり限られた人の移動になる様子。

現在、海外からの帰国者の懸念事項として、自主隔離の場所の確保の難しさが上がっています。
フライト到着後は、空港でのチェック、また陰性の場合でも公共交通機関の使用は認められていません。国内にある国際空港周辺に住まいのある方は家族からの迎え等に頼れますが、それ以外の地域に家がある方にとってはかなり頭を悩ませる問題になっているように見えました。
またご高齢や持病を持つ方と同居している場合には、家族への感染防止として、ホテルなどに仮滞在をするケースもあります。


東京もこれからまた少し状況が変わると思いますが、お家滞在で楽しい自宅時間を過ごしましょう!
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